[環境] 4.宇宙のゴミ問題

 人間はますますたくさんの数のロケットや人工衛星を宇宙へ打ち上げている。それらの部品のいくつかは故意的に宇宙に放棄されていて、またいくつかは宇宙飛行体の解体時に故意的にではなく放置されている。したがって、地球の重力の引く力の影響を受ける宇宙空間の一部分では、時速数千kmのスピードでたくさんの量の屑やガラクタが地球の周りを飛び回っているのだ。アメリカの報告によると、現在350万個もの直径1mm以上の屑が地球の周辺を回っているだろうということだ。宇宙空間の活動はだんだん活発になっていて、もし何も封止策をとらなければその数は急速に増加するだろうことが予想できる。数百の廃れた天体観測衛星、数千もの人工衛星と数百もの屑やガラクタが、大きいものから小さいものまで、だいたい秒速8kmくらいで宇宙空間内を飛び回っている。それらは互いに衝突したり、新しく軌道に加わった人工衛星と衝突したりする可能性が考えられる。このスピードで移動する直径1cmのアルミ製の部品が衝突することによる衝撃は、時速50kmで走っている軽自動車の衝撃と同じだと言われている。

 科学者たちはしばらく前からこの危険性について警告していたが、宇宙計画を持つ国々は急速な発展のみに焦点を置いているため、国家レベルではほとんど対策がとられなかった。しかしアメリカ政府が、宇宙の屑は軌道上の人工衛星を傷つけていて、スペースシャトルでさえもそのフロントガラスに小さな跡があるということに気付き、その問題に対処するという処置を講じることを決定した。

 まず、アメリカ政府は日本とこの問題を調査するための協同組織を立ち上げた。その組織は、ロシアやヨーロッパのような宇宙活動に携わっている国々が参加し、宇宙で屑を廃棄することを規制する一連の規則や指針を共に策定することを計画している。次に、それ(アメリカ政府/その組織)はロケットや人工衛星の製作において、宇宙に屑を残さないように設計するようにする規則や指導を規定したハンドブック(の作成)に取り組み始めた。この一連の規則はアメリカで1995年に効力を発することになる。その上、宇宙の屑を拾い集められるロボット人工衛星の設計を調査するため、地球上空からの監視を拡大することを決定した。

 現在、アメリカとヨーロッパ、カナダ、そして日本が、「フリーダム」と呼ばれることになる宇宙ステーションの建設プロジェクトに着手している。その宇宙ステーションが宇宙空間の屑と衝突することの恐れより、その設計図はそのような衝撃に耐えうるように大いに強化するよう決定され、同時にそのような衝撃がどんな損害を引き起こすかを判断しようとする模擬実験も実行された。

 人間は既にかなり地球環境を汚染している。この汚染の多くは発展という名目で引き起こされてきた。発展の代償が惑星の汚染だとすれば、その代償は高くつきすぎていて、状況を向上させるための代わりの選択肢を探さなくてはいけないということを我々はこれまでに学んでいたはずである。人間が自分たち自身が環境に何をしてきたかということに注意を払っていないとすれば、それはとても悲しいことである。宇宙の屑に関する世界的協力への動きがこの間違いの繰り返しを防いでくれることを祈ろう。

 ダウンロード 

uplift_4.pdf PDFを表示し印刷すればファイルをダウンロードしなくてもすぐに印刷できます 26.1KB
uplift_4.zip メモ帳(.txt)とワード(.doc)とPDF(.pdf)のファイルのセットです 24.5KB

 携帯サイト 

携帯サイトからも和訳を見ることが出来ます。
ブックマークしておくと、授業中などのピンチ時に活躍します。
以下のQRコードで訳を載せているページに直接ジャンプできます。
QRコードを読み取れない機種をお持ちの方は、携帯サイトトップより順にお進み下さい。


Copyright (C) 2010 Manager ROLLY. All Rights Reserved.